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医療保険

医療保険とは、病気やケガをした場合に、入院給付金や手術給付金として保険金が支払われる商品です。契約者が所定の手術を受ける、もしくは決まった日数以上入院すると給付金を受け取ることができ、手術の種類によっては入院給付金日額の10倍、20倍、40倍の手術給付金が支払われます。

また保険期間中に契約者が亡くなると死亡保険金が支払われます。入院給付金や手術給付金、死亡保険金の他にも通院給付金や療養給付金も受け取れます。しかし医療保険は死亡保障が薄く、保険会社によっては死亡保障を全くカバーしていない保険を取扱っている場合があるので注意が必要です。

以前は外資系の保険会社の独占があった為、国内保険会社は単独で医療保険を販売できませんでした。このため特約として利用されるケースが一般的で、定期保険や終身保険に付加して契約されていました。現在は自由化が認められ単独の保険として販売されています。単独で加入できるため保険料も安くすみ、入院や手術の時に備えたいという独身者や専業主婦に人気があります。

医療保険の種類

単独で販売される医療保険には大きく分けて定期の医療保険と終身の医療保険があります。

更新型医療保険

更新型医療保険は一定の保険期間内に、所定の入院や手術を受けた場合に給付金が支払われます。当初は割安な保険料ですが、リスクが上がる高齢になればなるほど保険料が高くなり、一定年齢以上、長生きすると終身型よりも累計払込保険料が高くなります。また期間満了時に診断・告知なしで自動更新・自動継続されるのですが、一定の年齢以上は更新ができなくなるなどの保障年齢に制限がつく場合があります。

【ポイント】

割安な保険料で健康状態に関係なく更新することができます。しかし更新のたびに保険料が高くなり、一定の年齢以上(目安として80歳以上)になると更新できなくなる点には注意が必要です。

終身型医療保険

終身型医療保険は加入してから死亡するまでの生涯にわたり入院や手術を受けた場合に給付金が支払われます。年齢が上がっても保険料は生涯上がらないので一定年齢以上、長生きすると累計払込保険料が更新型よりも安くなります。なお保険料の払込みを一定期間で終える有期払いと、一生涯払い続ける終身払いがあります。

【ポイント】

保険料は支払期間中一定で終身払いの場合は安めに設定されています。しかしそれでも更新型に比べると保険料は高めに設定されており、終身払いの場合は定年後や老後も保険料を払い続けなければいけません。

【主な給付金の種類】

入院給付金 病気・ケガで入院されたとき、入院給付金が支払われます。
手術給付金 病気・ケガで手術されたとき、手術給付金が支払われます。
死亡保険金 死亡・高度障害のとき、死亡保険金が支払われます。

※上記は一般的な生命保険商品について概要を解説したもので、保険会社によっては差異が生じる場合があります。実際の商品については保険会社のパンフレット・約款を必ずご確認ください。